学園の森 ENGLISH初の英検合格者
学園の森 ENGLISH で初めての英検一次合格者が出ました! 教室をスタートさせて1年での英検2級合格者ということですが、その詳細をこれからお話しします。
合格したのは私(学園の森 ENGLISH 代表。通称 TF)の娘です。ニューヨークで生まれてキンダーまで(日本の幼稚園の年長さんにあたります)現地の学校に通っていました。
- 公立小学校に通う小学2年生
- 帰国子女
- 英語は日常的に使っているが量は十分ではない
- 英検2級で問われる社会的、時事的な事柄への関心は低い
- 日本人としての視点は帰国後2年で育ってきているが十分ではない
という状態、英検でいうとスピーキング・リスニングは3級レベル、リーディングライティングは3級未満でした。そこで「帰国子女の英語力保持に英検を活用」することにしました。
ここで「いや、うちの子は帰国子女ではないので参考にならないわ。」と読むのを止めたりせず、もう少しだけお付き合いください。
日本で生まれ育ったこどもたちにも当てはまることがたくさんあります。なぜなら、これからのこどもたちは親の世代とは違い小さい頃から英語の音に触れ、フォニックスを通してまずは音から英語のインプット・アウトプットをしていく「ネイティブが英語を習得する様に英語を学ぶ」ケースが非常に増えてくるからです。(親世代の常識を安易に当てはめるとこどもたちの可能性を制限することになるので要注意です。)
親たちの世代の学校での学習パターンである日本語を介した英文、英単語、文法事項の暗記と応用ではなく、音から入りフォニックスで英語を読み、日本語を介さず英語を学んできたこどもたちが「英検」にどう取り組めば良いか、英検をどう活用すれば良いかということをお話ししていきます。
小学生英検受験者のタイプ
近年英検受験者の低年齢化が顕著ですが、対象は中高生をメインに作られているため、出題内容はあくまでも日本の中高生向けです。
ここで小学生受験者を
- 帰国生
- インター生
- 従来型英語学習者
に分けて話を進めていきます。
娘の英検対策以前の英語力
受験者である娘の英検対策前の英語力は:
- 英語に毎日触れる生活を継続
- フォニックスは基礎を終了
- 作文、単語のスペリングは不得意
- 日常会話のリスニング、スピーキングは問題無し(発音はネイティブに近いレベル)
という状態。日本でも近年では例えばインターのキンダーを終了されたりして、日常会話や簡単な文章を書いて自己表現ができるお子さんが到達されているレベルですね。
英語で日常生活が送れてはいるが学習するための英語力はこれからという状態でした。単語のスペリングもフォニックスで聞いて文字に変換することはできていましたが、多くの単語で正確な綴りができていませんでした。
そこで、英検受験、合格自体を目標とするのではなくて、英検受験を活用して娘の英語を学習英語へとアップグレードすることを目標に学習プランを立て実行することにしました。
次回は英検対策の具体的な内容、そして効果のあった学習法についてお話いたします。
- Listening / Writing / Listening それぞれの対策
- 実際の学習ルーティン
- 特に効果があったもの
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