先日、中学3年生を対象とした全国学力テストの結果が発表され、英語のスピーキングテストの正答率がわずか12%であることが明らかになりました。この結果は、中学校での現行の英語カリキュラムに大きな課題があることを示しています。

実際の問題が公開されています。

英語教育の現状と問題点

現在の公立学校の英語カリキュラムでは、生徒が自分の考えを英語で表現する機会が不足しています。教科書の訳読に重きを置いた授業が多く、実際のコミュニケーション能力の育成が十分に行われていないのが現状です。また、ICTの活用も十分に行われておらず、生徒が自分自身の学習を振り返る機会も少ないと言えます。

英語の運用能力向上への道

この問題を解決するためには、英語の運用能力の向上につながるカリキュラムの導入が必要です。具体的には、生徒が自分の意見を持ち、それを簡単な英語で伝える経験を増やすことが求められます。また、ICTを使って自分自身の学習を振り返る機会を提供することも重要です。

以下の「英検®新形式と対策」でも触れましたが、新学習要綱に基づき知識ではなく使える英語を身につけること、「英語運用者」としての能力を判定するテストへと変化する流れが明らかになってきました。

保護者の皆様へ

お子様が英語を学ぶ上で、ただ単に教科書を読むだけではなく、自分の考えを英語で表現する経験を積むことが重要です。家庭でも、お子様が英語で自分の意見を述べる機会を増やすことをお勧めします。また、ICTを活用して、お子様自身が学習を振り返ることができる環境を整備することも有効です。

カテゴリー: 中学校英語